株主優待のすすめ~楽しい株主優待生活の始め方【投資初心者】

みなさんこんにちは。

みなさんは株式投資されていますか?

せっかく働くなり副業で稼いだお金も銀行口座に預けっぱなしじゃ大した利子は付きません。

この前預けっぱなしの定期預金の利息を見たら年利0.002%!

銀行預金は元本割れのリスクがほぼ無い(100%無いとは敢えて言いません)のが良いところですが、そのまま寝かしておいても利息が付かないだけではなく節税効果もありません。

ということで稼いだお金は投資するのをお勧めします。

といっても初めて投資するのは怖いですよね。

なので比較的安全で楽しい方法として株主優待をお勧めします。

株で利益が出る方法3つ

株を買って利益が出る方法は主に3つあります

売買で利益を出す

配当金を受け取る

株主優待を受け取る

売買で利益を出す キャピタルゲイン

まずは単純に株を安く買って高く売るという方法です。

1000円で買った株を1500円になったところで売る。そうすると500円利益が出るということです。

単純ですね。

キャピタルゲインを狙うなら長期投資がオススメです。突発的なニュースや流行に乗っかって利益をだそうとするとかえって損をします。

最近で言えば、マスクやコロナ治療薬など一気に株価が上がって、一気に下がった銘柄も沢山あります。

そいういうものには乗らずに堅実な投資をしましょう。

例えばコロナ禍の巣ごもりで伸びてきたIT企業や、一時的に株価が下がっている優良企業などが沢山あります。

むしろコロナ禍では売られ過ぎの優良株を買う時期です。

配当金を受け取る インカムゲイン

株式会社は年に数回株主に配当金という形で利益を還元します。

これは通常年に2回(決算期と半期)行われますが、会社によっては四半期で4回行うこともあります。

たとえば一株当たりの配当が年間60円の株を100株持っていたとします。

そうすると

半期で60x100=6000円、決算期で60x100=6000円

合計で12000円の配当金が得られます。

これが60万円で買った株なら年間利回り2%(税引き前)となります。

もちろん業績が悪ければ配当金0円が数年続くこともあります。

配当金が出ないのは必ずしも業績が悪いわけではなく、成長期にある企業は配当金を出すよりも会社のための成長のために先行投資に資金を使います。

それが将来的には会社の「成長=株価の上昇」にもつながりますので、そのような形で株主には還元しようという考えです。

しかし儲けている会社が株主に還元せずに経営者や従業員だけで富を分配していたのでは株主も黙ってはいません。

影響力のある株主は経営陣の退陣を求めることもできます。

そうならないためにも経営陣は通常は利益が出たら株主が納得いくように利益を配分していきます。

個人的には短期的なキャピタルゲインを狙うよりも、長期を有してインカムゲインを積み重ねていくことに重きを置くことをおすすめします。

もちろん業績がいい成長期の企業の株を保有していればどちらも得ることができます。

株主優待を受け取る

株主優待制度は日本企業独特の制度です。

形としては配当金の現物支給のようなものです。

株主優待には色々なものがあります。

金券、割引券、会員資格、商品、商品カタログ

などがあります。

会社としては自社の製品のアピールにもなりますし、原価で提供できますので会社での負担は少ないわりに、株主側ではとてもお得に感じることができます。

自分の好きな商品やサービスを受け取れる株を保有して、株主優待を受け取るのもいいでしょう。

換金性の高いものもありますので、金券ショップやメルカリなどで販売して換金している人も多いです。

株主優待で有名なのは

オリエンタルランド(4661) 100株で年間1枚のディスニーランドのパスポート進呈

日本マクドナルドホールディングス (2702)好きなハンバーガー・サイドメニュー・ドリンク1づつ選べる食事券6枚を6月と12月に進呈

などがあります。

これらは人気がありますので換金性も高いです。

例えばマクドナルドナルドの食券はLサイズも選べますので、「倍ビックマックのLLセット860円」にも使用できます。

そのためメルカリでは株主優待券1枚あたり650円で取引されています。メルカリの手数料、送料を考えても550円程手元に残ります。

金券ショップで売っても株主優待券の買い取り率は高いので600円程で買い取ってもらえます。

一部の地方でしか店舗を構えてないチェーン店の商品券などが株主優待の場合は使えない場合もあります。

自分でも使えないし、高くも売れないようなものですと、もらっても意味がありません。

株主優待と配当金を受け取るには権利確定日に保有している必要がある

株主優待と配当金を受け取るには権利確定日に株を保有している必要があります。

株は毎日売買されていますので、誰が株主なのかを確定する日のリストに載っている必要があるのです。

例えば日本マクドナルドの6月末確定というのも6月30日当日に購入すればいいというわけではありません。名義変更には2営業日かかるからです。

権利確定日説明

6月30日の権利確定日の株主リストに載るためにはその2日前の6月28日に保有してなければなりません。間に土日が入る場合はその日分も権利付き最終日は前倒しになります。

極論で言えば、権利付き最終日(6月28日)に購入して、翌日の権利落ち日(6月29日)に売却してもいいのです。

当然同じようなことを考える人も沢山いますので、通常は権利落ち日には株価は下がります。

6月28日に600,000円で購入した株の権利が確定したから、翌日580,000円で売るといった感じで、2万円の損を出しても欲しい優待なら仕方ないですが、これでは損をしていく一方です。

もし最低限の日数の保有で株主優待券を得たいなら、完全に上がりきる前に買って、権利落ち日にすぐ売るといいでしょう。

しかし株価は株主優待だけで動くわけではありませんので、予想通りの動きをするかはわかりませんし、損をする可能性もあります。

株主優待をクロス売り・つなぎ売りでリスク回避してゲット

株価の売買差益のリスクを限りなく抑える方法としてはクロス売り(つなぎ売り)という方法があります。

これは

買い→売り

という取引と

売り→買い

という取引を同時に行う方法です。

つまり

6/28 600,000円購入→6/29 580,000円売却=-20,000円

6/28 600,000円売り→6/29 580,000円買戻し=∔20,000円

という取引を同時に行うということです。

これで売買益はプラスマイナス0ですが、株主優待だけほぼリスクゼロで手に入るという方法です。

実際は「売り」という行為にはまず誰かから株を借りて売るということですのでその賃料や手数料がかかります。そのため実際はプラスマイナス0というわけにはいきません。

また配当金も権利確定日に「売り」保有している株があると、その分貸してくれた株主に対し「配当調整金」がを支払わなければいけませんので、こちらもプラスマイナス0になります。

株主優待は長期保有がおすすめ

このように短期保有で売買益で損をせずに株主優待を得るというのはなかなか労力のいることです。

また株主優待の進呈の条件に長期保有というのが増えてきました。

株主リストに何回連続で記載されていることや同じ株主番号で2年間記載されている

などと言う条件です。

同じ株主番号で複数年記載されるためには保有株がゼロの期間があってはいけないということです。

一度全株売却してしまうと株主番号は変わってしまいます。

やはり企業としても長期に資金を預けて会社の成長に貢献してくれる株主により多くの還元をしたいということです。

株価は短期で見れば、上がったり下がったりします。

しかし長期で見れば安定してますし、堅実に成長する経営をしている企業であれば右肩上がりになっていくはずです。

長期寝かせておくことのできる資金があるのであれば、長い目で見て株主優待と配当金を出してくれる企業に預けてしまうのもいいですし、結果としてそれが一番安全だと思います。

何せ定期預金が0.002%の時代ですからね。

私は18年ほど前にオリエンタルランドの株を保有していたことがあります。当時は600,000円程で買えて年2枚のパスポート進呈だったと思います。

まだ株を始めたばかりで優待券をもらえるのが楽しかったです。

色々と物入りだった時期でもあって結局短期保有で売ってしまいましたが、なんと現在の株価は当時の17倍にもなっています。(何度か分割を繰り返していますので一株6000円ぐらいだったものが1/6に分割して一株1000円x6株になり、それがが現在17,000円になったという感じです)

あのまま寝かしておけば、毎年パスポートをもらいながら60万円の投資がが1000万円の資産になっていたかもしれません。

まあ実際は2倍や3倍になったところで売りたくなってしまうものですので、相当強い意志がないか無関心でないと20年の保有は出来ませんが(笑)

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