アフィリエーターとブロガーという言葉。
そもそも同じ土俵で比較するようなものではありません。
あえて違いを明確にするのであれば
アフィリエーターはアフィリエイトで稼いでいる人
ブロガーは自分のブログで発信をしている人
という感じになると思います。
ブログにアフィリエイトリンクを貼って収益を得ている人はブロガーでもありアフィリエイターでもあります。
この場合はアフィリエイター=ブロガーと言ってもいいと思います。
この記事を読めばアフィリエイターとブロガーの共通部分と共通しない部分の違いがはっきり分かるようになります。
アフィリエーターとは
アフィリエーターとはアフィリエイトで報酬を得ている人の事です。
アフィリエイトには大きく分けて2種類あります。
アフィリエイトの種類 | 仕組み |
---|---|
クリック報酬型 | GoogleAdSenseなど ASPでも数は少ないがクリック報酬型の広告もある |
成果報酬型 | ASPと呼ばれる広告代理店やAmazon、楽天などと契約をする クリックだけでは報酬は発生せず商品やサービスの成約に対して報酬が支払われる |
このようなクリック型や成果報酬型のアフィリエイトのシステムを利用して報酬を得ているのがアフィリエーターです。
ではアフィリエイトをするのに必ずブログが必要かと言えば、そんなことはありません。
自分が商品を紹介できるプラットフォーム、いわゆる「メディア」というもの運用していれば、アフィリエイトは可能です。
メディアにはブログの他にもHTMLのウエブサイト、ペラサイト(1ページだけのHTMLサイト)、TwitterやInstagram、YouTubeなどがあります。
InstagramやYouTubeでは直接的にリンクをクリックしてもらうのは難しいのですが、上手くアフィリエイトリンクに誘導することで商品を販売できている人もいます。
このように様々なメディアを通じて商品やサービスを紹介して報酬を得ている人たちの事をアフィリエーターと呼びます。
ブロガーとは
ブロガーはブログを通じて発信している人の事です。
ブログで発信をしている人は数多くいますが、趣味でブログを書いている人は敢えて自分の事をブロガーとは呼ばないでしょう。
やはりブロガーという響きには「ブログで稼いでいる」という意味合いが含まれているように思います。
ブログで稼ぐと言えば、まずみなさん思いつくのがGoogleAdSenseやASPなどを通じたアフィリエイトだと思います。
GoogleAdSenceなどは通常はPVに対してクリック率が1%ぐらいで、クリック単価が30円程です。
普通のブログであれば月に1000PVも行けばいいでしょう。そうすると300円程の報酬にしかなりません。
しかし人気ブロガーともなると月に100万PVを超えたりもしますので、そうすると30万円の報酬も夢ではありません。
また成功報酬型ではPVが少なくても、上手くやれば30万円を超える報酬を得ることもできます。
しかしブログで収益を得る方法はアフィリエイトだけではありません。
PVが多いサイトであれば広告を掲載してほしいという企業が広告現れて定額の広告収入が得られます。
知名度があがればコラボ案件なども発生してPR記事を書いたりイベント参加するだけで収益があがります。
数多くの読者やファンが付けば書籍化などの展開もあります。
他者の商品を紹介するアフィリエイトではなくて自分のオリジナル商品(書籍、グッズ、講座、コンサル)などの販売も見込めるでしょう。
このようにブロガーの収入源の全てがアフィリエイトというわけではありません。
アフィリエイターとブロガーの違い
いままでのところを一度整理すると
アフィリエイターは収益の手段としてアフィリエイトを使っている人
ブロガーは運営しているメディアがブログである人
ということになります。
ですのでアフィリエイター&ブロガーである人もいれば
アフィリエイターだけどブロガーではない
もしくは
ブロガーだけどアフィリエイターではない
人も存在します。
アフィリエイトサイトとブログの中の人は大事?
アフィリエイトサイトでは誰が管理者かというのは必ずしも重要ではありません。
皆さんが家具屋さんに行って椅子を買うのに、迷ったらお店の人のアドバイスをもらうと思います。
お店の人は椅子について詳しいですから、選ぶ時のポイントとか人気のある商品について教えてくれます。
しかしこの販売員の方が誰であるかはさほど重要ではないのではないでしょうか?
佐藤さんでも山田さんでも、商品に詳しくて、親切であればだれでも構わないと思います。
これに対してブログ発信というのは発信者が大事です。
管理者の田中さんの鋭いレビューが好きだし、信頼できるから、このブログを読むのが好き。
という感じで読者が付いたりします。
完全にファンであれば、ブロガーの食べた御飯なんかにも興味があるわけで、何を発信しても読者は喜びます。
ブログの発信者は、言うなれば田中寿司の大将です。
みんなせっかく田中寿司に行くのであれば大将の田中さんに寿司を握ってもらいたいですよね。
ただしブログの内容がアフィリエイトだけであれば。ブログの発信者もまたさほど重要ではありません。悩みを解決してくれる的確な情報さえ書いてあれば管理人は誰でもいいのです。
アフィリエイターとブロガーどちらを目指すべき?
先程も言いましたが、多くの人はアフィリエイターでありブロガーでもあります。
ですのでどちらかを選ぶ必要はありませんし名前は重要ではありません。
将来的には組織化してアフィリエイトサイトを量産して、人に任せて自動化してということがやりたいのであれば、アフィリエイター寄りの道を行くことになります。
一方あくまで自分が発信者としてアフィリエイトをやりつつも、アフィリエイト以外の読者とのコミュニケーションなども大切にしていきたい。
そのような場合はブロガー寄りの道を歩んでいくといいと思います。
アフィリエイト収入重視ならアフィリエーター寄りを目指そう
純粋にアフィリエイトでの収入を目指すなら、アフィリエイトブログを作りこんで、商品を売り込むことが大事です。
商品を売ることに全力を尽くして、自分は前に出なくていいから売上だけを目指していきたいというのであればアフィリエーターが向いています。
またアフィリエイトサイトは一度作ってしまえば、しばらく更新しなくても収益を生んでくれる可能性があります。
指示出しとチェックさえすれば外注さんに記事を書いてもらうことも更新してもらうことも可能です。
上手く人を育てれば、自分がいなくても自動で収益が生まれる仕組みを作ることもできます。
アフィリエイトはこのように組織化が可能なので、法人化したり外注を使ったりで横展開してどんどん売り上げを伸ばすことも可能です。
人との交流などを求めるならブロガー寄りを目指そう
アフィリエイトの枠におさまらず、インフルエンサー的な地位と築いていきたいし他の収益の柱も作っておきたい。そんな場合はブロガーの道を目指しましょう。
読者が付いてくれば、アフィリエイトやアドセンス広告だけが収入源ではなくなりますし、サロンをつくったり本を出版したり、スポンサーが付いたり、色々なリアルの活動に広がっていくからです。
ブロガーという個人に読者のついているブログでは、なかなか外注で自動化しづらいですし、自分自身が更新していないと読者が離れて行ってしまいます。
しかし読者が自分をまっているという楽しみや、オンラインの枠を超えた活動など色々な展開を期待できるのはブロガーとしての楽しみな未来です。
アフィリエーターとブロガーどちらを名乗るのがいい?
まだ稼いでいないうちはアフィリエイターもブロガーも名乗るのは恥ずかしいかと思いますが、「立場が人を作る」という言葉もありますから、とりあえず好きな方を名乗ってみましょう。
個人で気にはブロガーのがちょっとカッコいい気がします(気のせい?)
近い将来胸を張って「職業はアフィリエーター/ブロガー」ですと名乗れるように頑張りましょう!